ショールームとは、商品の魅力をアピールできる重要な場です。企業として、商談先に商品の良さを伝えられること、さらに、これからクライアントになるだろうファンを作ることができるショールームの設計は大事にしたいものですよね。
そこで、今回はショールームとはそもそもどんなものか、そして、ショールームを作る上でのポイントや業者の選び方などをご紹介します。
目次
店舗型ショウルームとは
店舗型ショールームとは、企業が販売している商品を展示する一画のことです。展示室、陳列室などとも言い換えられます。その場で物品販売につなげたり、契約につなげたりすることもあります。
例えば、LED照明は陳列しているだけでは意味がありません。光らせることで、白い照明の良さやオレンジ色の照明の良さを体感してもらうことができるのです。形も多様なので、商品に合わせて棚を作るコーナー作りなども重要となります。
お客様にサービスのラインアップを知っていただき、利便性などを理解してもらう意味でショールームは非常に有効な場だといえるでしょう。また、企業のファン醸成につながる場だともいえます。
ショールームデザインのポイント
ショールームデザインのポイントは、大きく2つあります。
1.照明にこだわる
商品をよりよく見せる必要があるので、照明の工夫が必要です。ダウンライトでおしゃれな雰囲気を出したり、商品にスッポッとライトを当てたりと、オフィスライトのように一括して明るさを保てれば良いというものではありません。
2.展示棚にこだわる
お客様が商品を見やすく、手に取りやすい、展示棚を準備する必要があります。導線を意識しながら、展示棚を配置していくことがポイントです。
照明と展示棚は、ショールームのイメージを左右するとても重要なポイントです。こだわって選定していくとよいでしょう。
デザイン施工業者の選定のポイント
ショールームを作りたいと思った際に、業者選びのポイントは3つあります。
1.デザイン・設計・施工がワンストップで可能な業者
デザイン事務所がショールームを受託しているケースがありますが、その場合は何社かが協働して工事にあたることになります。
オフィスハンズのように、デザイン・設計・施工がワンストップで可能な企業であれば、説明も一気通貫なので、スムーズに作業が進みます。
また、デザイン費用などを多少圧縮することができるため、コストメリットもあります。
2.商業内装を行った実績のある業者
ショールーム内装工事には、展示の仕方や照明の当て方、お客様の導線など、独特のノウハウが必要です。
それには、商業内装の知見が欠かせません。オフィス内装の経験だけでは、「商品を見せる」内装に仕上げるのは難しいのです。
オフィスハンズはかつて、アパレルやブランド品、携帯電話などの商業内装を担っていました。そのため、ショールームデザインにもスムーズに対応できるのです。
3.オフィス内装も可能な業者
ショールームを設ける際に、ほとんどの企業がオフィスなどのバックヤードの施工をセットで行います。
なぜ、オフィス内装工事もセットで行うようになるのでしょうか?
例えば、ショールームの入口と従業員入口は別々にしておかなければいけないでしょう。また、商談を行うための、応接室や社長室への導線も見直していかなければいけません。
そのため、多くの場合、ショールームと合わせてオフィスの見直しもなされるのです。ショールームとオフィスのワンストップで依頼できる業者へ依頼することで、スムーズに改装していくことができるでしょう。
また、こちらは担当者と対話しながら見極めることとなりますが、商品への深い理解を示してくれる業者を選ぶことで、より商品の魅力を意識したショールームとしてくれます。
デザイン施工の費用相場
続いて、ショールームの施工費用の相場をお伝えしましょう。
規模にもよりますが、オフィス内装で坪10万といわれている立地であれば、
ショールームはその倍の予算を見ておいた方がいいでしょう。
ちなみに、ショールームの規模は、大手であればワンフロアを使うようなパターンもありますが、多くの場合は20坪程度だといわれています。
コスト削減のポイントは、陳列什器にはうまく既製品を使用することです。ただし、陳列商品に合わない什器は使用すべきではないので、業者とコミュニケーションをとりながら、最適なものを選択していくことが重要です。
オフィスハンズのショールームデザイン施工例
いくつかオフィスハンズが実施した、ショールームデザイン事例をご紹介しましょう。
平和精密工業のショールムデザイン
平和精密工業はカメラの三脚などを多くあつかうメーカーです。今回のショールームデザインでは、カメラの三脚を1Fのスペースで魅力が伝えられるよう展示しています。
全体的に白と黒の塗装を施し、暖色の照明で温かみを演出しながら、塗装のツヤも映えるよう工夫。
さらに、下がり天井の空きスペースを利用し、商品宣伝用の画像をインクジェットで出力して吊っています。
以前は殺風景だった階段スペースもシックな雰囲気に。全体的に、イメージの統一を図りました。
施工前
施工後
エーコンジェムのショールムデザイン
エーコンジェムは宝飾貴金属加工を本社内で加工している企業です。
バイヤーが商品を確認するためのショールームとして元社長室を改装しました。白を基調とした内装デザインとし、貴金属宝飾品の魅力を演出するために、照明は全てLEDパネルを導入しました。
ビフォーと比べ、全体的にラグジュアリーな雰囲気となりました。
施工前
施工後
まとめ
企業にとって自社商品を宣伝するのはとても大切なことです。そのためにショールームを有効活用していきたいところ。設計のスムーズさや見積の値段等は経験によってかなり左右されます。
オフィスハンズでは多くの企業と店舗型ショールームを施工していますので、お気軽にご相談ください。