オフィスを選ぶ際につい忘れがちなのが女性目線。
女性がオフィスを選ぶ上で重視するのが、トイレです。
オフィスでの仕事は毎日のことですから、寒々しい不衛生なトイレの企業では働きたくないと考える人も少なくありません。
そんな女性のニーズに合わせて、いま各オフィスビルのトイレはめざましい進化を遂げています。
女子トイレの進化を詳しくみていきましょう。
オフィス移転を検討されている企業のご担当者様も、物件選定基準の参考にしてみてください!
目次
オフィスのトイレを美しくする意味
オフィスのトイレを美しく高機能なものとする意義は、3つあります。
便利できれいなトイレで、社員のやる気を高める
新入社員や来訪者のイメージアップ
ユニバーサルデザインからの配慮
女性や障がい者など多様な人々の社会進出が進み、それを支えるオフィスの充実が求められている
社員が気持ち良くクオリティの高い仕事をするには、今、トイレの充実は欠かせない要素となっています。
従来は、故障してからや機能が古くなる30年ほど経ってからトイレを修繕するビルが多かったようですが、トイレの進歩がめざましい近年では、20年ほどを目安に改修する企業やビルが増えています。
女性のためのオフィストイレの進化
近年の女子トイレの進化はめざましいですが、どんな工夫がなされているのか具体的に見ていきましょう!
パウダーコーナー
手洗い場所とは別に、ミラーを設置したパウダーコーナー。
ランチ時などの混雑時には、トイレを使用する人と化粧直しをする人とに導線が分かれるので、とても便利です。
フィッテイングボード
女性社員に制服を貸与しない企業が増え、オフィスに更衣室を設置しないことが多くなってきました。
そのため、ストッキングを履き替える際にフィッテイングボードがあればとても便利です。
歯磨きコーナー
手洗い場所とは異なる形の洗面台を設置して、歯磨きコーナーとして特化させます。
コップを使わずに口をすすぐことができ、ボタンひとつで洗面台を洗い流せるので清潔感を保つことができます。
混雑時に、手を洗う人との導線を分けることが可能だというメリットもあります。
現状のトイレに女性目線を取り入れる
既存のトイレ機能に少しの工夫を加えることで、女性にとっては大変便利なトイレにすることができます。
個室の仕切りは天井まで
これまでは個室の下や上に、やや隙間を持たせたトイレが多かったのですが、プライバシーの観点からすべて仕切られているトイレが登場しています。これにより、完全個室の空間ができます。
鏡を個別化する
他の人の顔が映り込まず、自身のメイクなどに集中できるよう鏡を個別化する配慮がなされています。
擬音装置の導入
一般的に、女性はトイレを使用する際に水を2.5回流すといわれています。
これは、1000人あたり年間1,090円の費用がかかっているという計算になります…。
トイレに入るとセンサーが感知し自然に音が流れる仕組みにすることで、女性の満足度も上がり、コスト削減にもつながります。
おわりに
男性担当者だと自分は使わないため、すっかり女性にとってのトイレについては抜けてしまいがち。
トイレがきれいかどうかは多少なりともモチベーションアップに繋がることでしょう。
移転先のオフィスビル探しをされている男性ご担当者様、内覧の際にはトイレのきれいさもぜひチェックしてみてください。
オフィスハンズではオフィスデザインの際にも女性目線にこだわったデザインを得意としています。
お気軽にご相談ください。